コ−ドは、声のした方へ、全力ダッシュで駆けつけた。
「待て!!その娘をどうするつもりだ!」
そこにいたのは、恐らくボスクラスであろう、巨大メカニロイドと、
13〜15程度の少女。
「敵??ハカイスル!!」
メカニロイドは、感情の無い機械音を響かせながら、コ−ドに巨大なハンマ−を向けた。
「・・・!逃げて!!コイツはあなたの敵う相手じゃ・・・!」
先程まで襲われていた少女が、必死にコ−ドに訴えかける。
「確かに、”今”の僕じゃ勝ち目は無いかもしれない・・・でも!」
そう言うと、コ−ドは拳を構えた。
ドォォン
巨大なハンマ−が、コ−ドに向かって飛んでくる。
ズゥゥゥン
そして、次の瞬間には、コ−ドの居た場所は、砂煙で覆われていた。
「・・!!」
思わず、目を伏せる少女。
だが・・・
「所詮はメカニロイド・・・この程度か・・・」
砂ぼこりの中から、まだ高さの残る、少年の声。
それと同時に、
ヴィィィンと言う、エネルギ−充填時の独特の音。
フワァァ
一気に砂ぼこりが晴れる。
そこに立っていたのは、
バスタ−を構えた、蒼いア−マ−に蒼い瞳の少年。
そう・・・コ−ドがア−マ−を装備したのだ。
「うぉぉぉぉ!!」
ズゥゥゥゥン
青白い閃光が、コ−ドのバスタ−から放たれる。
ドォォォン
そして、数秒後には、敵メカニロイドは、粉々に砕け散っていた。

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